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神奈川県戦没者慰霊堂

京浜急行「上大岡駅」から徒歩10分ほどの高台に、「神奈川県戦没者慰霊堂」がある。

全国47都道府県で唯一「護國神社」が無い県が神奈川県。
(内務大臣指定護國神社として。東京は靖國神社で包括)
もちろん、神奈川県でも護國神社を建立する予定はあり、完成直前まで建築されていたが、昭和20年5月29日の横浜大空襲で、焼失し、ついに完成することなく戦後を迎えることとなった。

そうして、護國神社が建立されなかった神奈川県にとっては、県を代表する慰霊施設が、この「神奈川県戦没者慰霊堂」となる。

なお、神奈川県護國神社建立予定地だった地には「横浜市の慰霊塔」が建立されている。

神奈川縣護國神社跡(横浜市慰霊塔)

平成26年(2014)参拝/令和元年(2019)11月再訪  全国47都道府県で唯一「護國神社」が無い県が神奈川県。(内務大...

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神奈川県戦没者慰霊堂

神奈川県戦没者慰霊堂建立の由来
 この慰霊堂は、神奈川県が講和条約締結の記念事業として、県民の寄附による浄財と県費合わせて約1,600万円をもって、昭和28年11月5日に造営したもので、
 明治以来幾多の戦争において戦没した本県出身の旧軍人軍属、一般戦災死者、及び外地戦没者など、58,000余柱の御霊がまつられています。

年間の行事
5月10日 戦没者追悼奉賛行事
8月15日 戦没者追悼式
      神奈川県戦没者追悼式は令和元年度より神奈川県県民ホールへ変更
毎月5日 月次祭
      1・2・3・5・8月を除く

開苑時間
自・9時00分
至・16時30分
閉園日・月曜日
年末年始閉苑日 12月29日~1月3日(大晦日・元旦を除く)

神奈川県戦没者慰霊堂は、昭和27年の対日講和条約の発効を機に、明治以降の戦争における戦没者、戦災死者を追悼するとともに、県民の平和愛好の象徴として建設され、戦没者及び戦災死者5万8千余名の名簿が納められ、遺族の心のよりどころとなっています。慰霊堂は、緑に囲まれた見晴らしのよい台地にあり、桜の名所ともなっています。また近くには、「かながわ平和祈念館」があり、皆様にくつろいでいただくための休憩コーナーや戦没者の遺品展示ホール、ライブラリーなどがあります。

神奈川県>神奈川県戦没者慰霊堂のご案内 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r6w/cnt/f153/p2926.html

神奈川県
 戦没者慰霊堂

神奈川県戦没者慰霊堂
神奈川県知事内山岩太郎書

昭和31年3月31日建立

刻まれている文字の判別が不能の石碑。

顕彰碑

隣に鎮座する「西岸山千手院」が、「神奈川県戦没者慰霊堂」に敷地を提供した。

合掌

神奈川県のシンボルマーク

日差しが眩しい。慰霊堂は東面している。
風光明媚な高台に、しずかに鎮座していた。

右手のビルが上大岡駅方面。

平和への願いをこめて
希望の年・平和植樹
神奈川県戦没者慰霊堂
2001年5月10日 神奈川県

慰霊堂

本堂周辺でスポーツ等の運動・遊戯は、ご遠慮ください。
(ここは戦没者の方の慰霊施設であることにご理解・ご協力ください)
神奈川県生活援護課

場所


かながわ平和祈念館
(神奈川県戦没者慰霊堂附属会館)

神奈川県戦没者慰霊堂のすぐ近くに、資料館がある。
入館は無料。

かながわ平和祈念館
かながわ平和祈念館(神奈川県戦没者慰霊堂附属会館の愛称)は、戦後50年の節目にあたる平成7年に従来の附属会館を建て替え、戦争体験を風化させず次世代に伝えるとともに広く県民に親しまれる施設として整備されたものです。多目的ホールや会議室、遺品展示ホール、ビデオルーム、ライブラリーなどがあります。どうぞお気軽にご利用ください。

神奈川県>かながわ平和祈念館
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r6w/cnt/f153/p2927.html

場所

※撮影は2021年4月


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