サイトアイコン 近代史跡・戦跡紀行~慰霊巡拝

烏山防空監視哨

那須烏山市。
烏山城に連なる南の筑紫山の山頂に、防空監視の戦跡があったので足を運んでみました。


スポンサーリンク

烏山防空監視哨

筑紫山の山頂に、コンクリートの円筒がある。

筑紫山についての看板。

烏山防空監視哨の案内は、山の麓にある。(山頂には無い)

那須烏山市の近代化遺産
烏山防空監視哨
分類:軍事/監視哨
所在地:那須烏山市筑紫山頂
建造年:不明(昭和16年以降)
構造形式:コンクリート造
昭和16年12月に「防空監視隊令」が公布され(勅令1136号)、これを基に「栃木県防空計画」が選定されました。この計画では、県内に3ヶ所の監視隊本部と防空監視哨43ヶ所・補助監視哨4ヶ所の設置が定められ、監視隊本部の一つ宇都宮監視隊本部には19ヶ所の監視哨が配置され、烏山は6番目に位置していました。烏山防空哨は、当初毘沙門山頂にあった従来の監視用施設を供用し、その後、筑紫山頂にコンクリートで建造されたものと思われます。ラッパ型円筒形で外径4.25m・内径2.76m・高さ1.5m、地元那珂川産の川砂・川砂利が使用され、また表面はセメントペーストで成形されています。このような戦争遺産は、平和学習の教材として評価・関心が高まっており、烏山防空監視哨はその先導的施設として貴重な遺産といれるでしょう。

豆知識
■哨員の構成と仕事
監視哨は哨長1名、副哨長3名および哨員24名で構成され、8名1組の3班で概ね3日交代で勤務していました。哨員の仕事は飛来する敵機の監視で、目視・聴覚で判別して本部に通報することでした。
■現存する防空監視哨
現在、各地にいくつかの防空監視哨が確認されており、その構造・形状も多様です。栃木県では設置されたとされる47ヶ所のうち烏山と粟野の2ヶ所が現存・確認されており、どちらもラッパ型円筒形をしています。

土木学会の選奨土木遺産の認定書。
栃木県の防空関連施設群として、掩体壕3基と監視哨2基が認定されている。

防空監視哨を見学。

内部にベンチのようなものがある。

はしごもあるので、内部に入ることもできる。

けっこう、怖い。内部にはいるのは、やめておく。

場所

筑紫山、遠望。

那須烏山市 烏山庁舎のとなりにある「八雲神社」から登山できる。

案内看板がある。

となりの空き地には、「彰徳碑」がある。

削られている。

筑紫山の登山道。

毘沙門天が祀られている。

八雲神社から、だいたい15分くらいで山頂に到着できる。

ちなみに、JR烏山駅からは、八雲神社まで、15分くらい。
わたしは、「どうくつ酒蔵」から歩いたんので、八雲神社まで20分くらい。けっこう歩きまくりました。


JR烏山線

烏山線、初めて乗りました。

烏山線は、蓄電池駆動電車が運用されている。
JRグループ初の「蓄電池動車」。リチウムイオン電池でウドいている電車。

烏山駅で、急速充電中。

モバイルバージョンを終了