埼玉県川口市にB29の慰霊碑があるというので足を運んでみた。
川口市の安行吉蔵(あんぎょうきちぞう)。安行地区には、安行〇〇という地名がいくつもある。
現在、「安行吉蔵八幡神社」は、安行原の「九重神社」に合祀されており、安行吉蔵八幡神社跡として小祠が祀られている。その境内に、B29の慰霊碑が建立されている。
以下、B29の由来。
1945年5月25〜26日
POW研究所 本土空襲の墜落米軍機と捕虜飛行士 http://www.powresearch.jp/jp/archive/pilot/tobu.html
埼玉県北足立郡安行村(現・川口市安行吉蔵)の田んぼ
B29(機体番号42−24826、ニックネーム「IN THE MOOD」、第313航空団505爆撃群所属)が墜落。
(注)上記作戦の損失機26機のうちの1機
飛行機は、対空砲火を受けて東京方面から炎に包まれて飛来して安行村の吉蔵新田に墜落、3日間燃え続けた。
6人が墜落死し、安行村原の密蔵院墓地に埋葬。1956年、地元の人によって吉蔵八幡神社に米兵の慰霊碑が建てられた。(略)
目次
B29搭乗員慰霊碑
吉蔵八幡神社境内に建立されたB29搭乗員慰霊碑。昭和31年8月終戦記念日に建立。
祈冥福
昭和二十年五月二十六日午前一時頃 片翼の一部を失いたるB29一機 浦和の方面より飛来し 草加方面に逃避せしも 再び旋回し来たり この地に墜落し全搭乗員戦死す 遺体を住民の人類愛により火葬とし 終戦後進駐米軍に引渡しを了せり 残骸は政府整理せしも 墜落地一千坪は荒野と化したり 然るを土地所有者巨費を投じて美田に復元せり 終戦十周年を迎えるに際し 碑を建て後世に伝ふ
村社八幡社旧蹟
かつてB29が飛んでいた、今は平和な安行吉蔵の空を眺める。
場所
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