「日本の飛行機王」
東洋一の中島飛行機を創業した中島知久平。
そんな中島知久平ゆかりの太田市内に点在する戦跡に足を運んでみました。
本編は、その5です。
下小林高射砲陣地
中島飛行機の工場(太田製作所、小泉製作所)が集中する太田市内には、いくつもの高射砲陣地が設置されていた。
高射砲陣地跡
高射砲は、旧陸軍によって配備された航空機を撃墜するための大砲です。太平洋戦争(第2次世界大戦)当時、太田市域では、由良や古戸などの他、下小林にも高射砲陣地が設置されました。
平成15年に太田市教育委員会が行った発掘調査では、ここ下小林の高射砲陣地において、6基の砲台が見つかりました。砲台は、直径約4.5mの低い円柱形のコンクリートで造られており、上面には高射砲を固定するための穴があいてました。これら6基の砲台は、約24m間隔で扇形に配置されていたこともわかりました。
ここに調査で見つかった砲台1基を移設し、保存することにいたしました。今後、歴史教育や平和教育に活用されることを期待します。
平成15年12月5日
イオンモール株式会社
イオンモールの南方の緑地(イオンモール太田 芝生広場)に。
場所
★★★★☆ · 史跡
※撮影:2024年1月
その6に続く。