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宇都宮偕行社と憲兵隊の跡地散策(軍都宇都宮の戦跡散策5)

第14師団がおかれた軍都宇都宮。往時を偲ぶ戦跡を巡ってみる。

本記事は、「その5」にあたります。「その4」はこちら。

第14師団がおかれた軍都宇都宮。往時を偲ぶ戦跡を巡ってみる。 本記事は、「その4」です。「その3」は、以下にて。 ...

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位置関係

主要拠点は下記となる。

国土地理院航空写真
地図・空中写真閲覧サービス
ファイル:USA-R389-193_19471025
1947年10月25日に米軍が撮影した航空写真を加工。
軍事施設の位置関係を落とし込み。

現在の様子。

国土地理院航空写真
地図・空中写真閲覧サービス
ファイル:USA-R518-105_19490107_1
1949年1月7日に米軍が撮影した航空写真を加工。

司令部周辺を拡大。

同じく現在の位置関係。

上記に基づいて、各拠点を散策してみます。


宇都宮偕行社跡(桜美公園)

現在の桜美公園が宇都宮偕行社のあった場所。
偕行社は陸軍将校准士官ら会員同士の親睦・学術・英霊顕彰施設であり、師団所在に設置されていた。

石碑がある。偕行社時代の名残でもある。

御大典紀念植樹之碑
第14師団長山田忠三郎

大正4年11月10日

なにかの跡。これも偕行社時代の名残だろうか。

桜美公園

桜の古木。偕行社時代からと思われる桜。

偕行社時代からかわらない正面の道路。

場所

なにやら大谷石の門柱があった。往時のものかどうかは不詳。

偕行社の入口にあたる。


第14師団長庁舎跡(宇都宮合同庁舎)

現在の宇都宮合同庁舎には、自衛隊栃木地方協力本部などが入っている。

軍用地境界標柱(境界標石・境界石)が、敷地の南側にあった。

陸軍省

軍用地境界標は、ほかにも北西側にもあるらしいが、見つけられず。
北西側はきれいになっていたので、消失したのでは、とも思いつつ。

場所


宇都宮憲兵隊本部跡

師団長官舎の近くに、宇都宮憲兵隊本部があった。
ちょうど、駐車場として、区画が残っており、境界壁がよく分かる。

境界壁

門柱跡

軍用地境界標柱(境界標石・境界石)

削られているが、この雰囲気は、境界標

場所


宇都宮憲兵隊分隊跡

宇都宮憲兵隊本部から西に約1キロ。東武宇都宮駅の北側に、宇都宮憲兵隊分隊が展開されていた。宇都宮市街地の中心部。ここにも境界壁と境界標が残っている。

軍用地境界壁

用地

陸軍用地の陸軍が削られ、用地だけのこる境界標柱。

場所

〒320-0034 栃木県宇都宮市泉町1−30

※2024年8月撮影

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