以前、横浜と川崎の砲弾狛犬を特集した。その続き。
日露戦勝記念の「砲弾狛犬」(横浜・川崎)
先日、館山に赴いた際に、宿題となっていた館山の砲弾狛犬にも会ってきたので、写真を掲載。
長須賀の熊野神社「砲弾狛犬」(館山市)
千葉県館山市長須賀406に鎮座する狛犬。
前足を砲弾に乗せていますね。
明治34年(1904)から明治35年にかけて日本とロシアの間で勃発した日露戦争での戦勝記念で建立奉納されたもの。
神社において伝統的であった「狛犬」が、近代の熱狂の中で、砲弾を抱え始めたという、ひとつの時代の象徴的な姿、でもある。
椎実型砲弾を前足で抑えつけている。
銘がないため詳細じは不詳だが、大正8年(1919年)に奉納されたものという。
こちらは球型砲弾といって良いのか?
熊野神社
長須賀熊野神社の創建年代等は不詳。
明治社格制定に際しては村社に列格。
拝殿前は、普通の狛犬。
こちらは昭和17年の奉納。
※撮影:2023年7月
砲弾狛犬5社
神奈川県横浜市南区山王町5-32
お三の宮日枝神社
神奈川県横浜市中区本牧原29-18
吾妻神社
神奈川県川崎市中原区下小田中1-2-8
大戸神社
神奈川県川崎市川崎区大島3ー4ー8
八幡神社
千葉県館山市長須賀406
熊野神社