近代史跡・戦跡紀行~慰霊巡拝
戦跡紀行ネット ‐日本の近代と慰霊の地を巡る‐
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御製
(千鳥ケ淵戦没者墓苑)
戦なき世を
歩みきて思い出づ
かの難き日を
生きし人々
いくさなきよを あゆみきて おもひいづ
かのかたきひを いきしひとびと
終戦60周年(平成17年・2005年)を迎えるにあたり、新春「歌会始の儀」で詠まれた
上皇陛下の御製。
常陸宮妃殿下が謹書され平成17年(2005年)9月27日竣工した 御製の碑。
かつて存在せしものは、
騎兵第13聯隊跡(東邦大学習志野キャンパス)
時代の価値観をこえて保存し、
記念すべきものである。
それが、文明というものである。
司馬遼太郎
司馬遼太郎が騎兵第十三聯隊会会長宛に送られた手紙の一節。
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子供の頃から歴史好きだったということもあり、歴史の延長線で気がつけば各地の神社を好んで参拝するようになり、それらの参拝記録をかつては「神のやしろを想う」というサイト(現在は休止中)にまとめておりました。
そのように全国各地の神社を参拝していると、境内には郷土出身の勇士たちを祀る「護國神社」や、あまり注目もされずに佇む「記念碑」や「慰霊碑」「鎮魂碑」なども多いことに気がつかされました。
それらの生々しい記録は、そんなに遠くない歴史につながっていたのです。
見渡せば、身近な街なかにも、戦争に関連するエピソードを持った史跡・遺跡が意外な形で残されていました。
けっして大昔の歴史ではなく、身近な歴史として「往時を物語るもの」が残っているのです。
こうした多くの有名無名な「戦跡」は、日本の発展とともにあった近代の戦争を知る貴重な存在です。しかし、歴史とともに薄れていく記憶もあれば、取り壊される戦跡も増えてきました。
そこには、かつて「国を護るため」「家族を守るため」に戦った日本人の歴史があり、物語があります。
そうした私たちの先祖の記録をこのまま風化させてしまうには余りにも申し訳なく。
「往時を偲びしもの」として、戦跡、戦争に関する史跡・遺跡・記録・伝承など。
こうした「先祖の記録」の伝承の一助を、私自身の目で見た実情とともに残せればと思い、遅まきながら、その記録をこのサイトに記させていただきます。
記録と記憶の風化を防ぐためにも。
皆様も、戦争の記憶を留めている、これらの戦跡に、ぜひ足を運んでみてください。
日本の平和と繁栄は、御英霊の尊い犠牲があったことを、各地の戦跡を通じて感じてみてください。
ありがとうございます。
感謝と哀悼を。