新宿の戦災樹木「稲荷鬼王神社のスダジイ」「鎧神社のイチョウ」 

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新宿のふたつの神社に戦災樹木があるというので、足を運んでみました。


稲荷鬼王神社のスダジイ(新宿区歌舞伎町)

稲荷鬼王神社の境内にある、空襲の熱で焦げた痕跡が残る樹木。
歌舞伎町の賑わいとは真逆な静謐な神域。
新宿区の保存樹木に選定。

空襲の焼焦跡を感じさせる木肌。

門柱は「御大礼記念」、大正4年11月の建立。
社号標は昭和2年9月の建立。

天水琴が清らかな音を奏でる。

※2026年1月


鎧神社のイチョウ(新宿区北新宿)

1945年の山の手空襲による火災で、同神社は社殿や社務所など木造部分を全て焼失。
幹に空襲の影響で大きな空洞が残るイチョウ(銀杏・公孫樹)。ウレタン樹脂で空洞が埋められている。

ウレタンの劣化が、そのまま空襲焼焦跡を思わせるような気配を漂わせている。

昭和11年10月建立の灯籠

昭和11年9月建立の狛犬

※撮影:2026年4月


幸國寺の大銀杏(新宿区原町)

別記事にて。

新宿区の幸國寺の大イチョウは加藤清正手植えとも伝わる銘木。昭和の大空襲で被災しながら北側からの炎を食い止め、南への類焼を防いだと言い伝えが...

新宿区平和マップ

新宿区の公式ウェブサイトです。

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