令和元年10月20日参列
靖國神社は明治2年(1869年)6月29日、
明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社にはじまる。
そして令和元年(2019)年、靖國神社は御創立150年を迎える。
例年は、「秋季例大祭」が斎行される秋に、今年はあわせて「御創立百五十年記念大祭」が斎行。
清祓 10月17日午後3時
霊璽奉安祭 10月17日午後7時
秋季例大祭当日祭 10月18日午前10時
御創立百五十年記念大祭第一日ノ儀 10月19日午前10時
御創立百五十年記念大祭第二日ノ儀 10月19日午前10時
直会 10月19日午後6時
御創立百五十年記念大祭案内状
拝啓 初秋の候益々御清祥の段御慶び申し上げます。
さて、下記の通り靖國神社御創立百五十年記念大祭を斎行致しますので、御参列下さいますよう御案内申し上げます。 敬具
令和元年9月吉日
靖國神社 宮司 山口健史
御創立百五十年記念大祭 第二日ノ儀
10月20日(日) 午前10:00
令和元年
靖國神社御創立百五十年記念大祭 式次第
御創立百五十年記念事業報告
御朱印
奉拝
靖國神社
令和元年十月二十日
目次
靖國神社御創立百五十年記念大祭
第二日ノ儀
式次第
御創立百五十年記念大祭
時刻 参列諸員拝殿所定ノ座ニ著ク
午前十時 宮司以下本殿所定ノ座ニ著ク
先ツ 国歌ヲ斉唱ス
次 宮司内陣ノ御扉ヲ開ク
次 権宮司以下神饌ヲ供シ初献ノ神酒ヲ奠ス
次 宮司祝詞ヲ奏ス
次 権宮司二献ノ神酒ヲ奠ス
次 「国護の舞」ヲ奉奏ス
次 権宮司三献ノ神酒ヲ奠ス
次 宮司玉串ヲ奉リテ拝禮
次 特別参列者本殿ニ進ミ玉串ヲ奉リテ拝禮
次 崇敬者総代本殿ニ進ミ玉串ヲ奉リテ拝禮
次 参列諸員次第ニ本殿ニ進ミ玉串ヲ奉リテ拝禮
次 (拝禮終了凡ソ十一時頃)
(續イテ 一般遺族崇敬者昇殿参拝
午後三時 権宮司以下神饌ヲ撤ス
次 宮司内陣ノ御扉ヲ閉ツ
次 各退下
国護の舞(くにもりのまい)
靖國神社は明治二年に招魂社として御創建され、明治十二年には別格官弊社「靖國神社」と改称されて現在に至っており、本年は御創立百五十年を迎えました。
この舞は、御創立百五十年を記念して作られた神楽舞で、御祭神を慰霊し、また御祭神の御心を次に伝えていくための、令和の新時代に捧げていく神楽舞であります。
本日の御創立百五十年記念大祭を舞始めとして奉奏いたしましが、祭典終了後に能楽堂におきましても舞を披露いたしますので、ご覧いただけますよう御案内申し上げます。
能楽堂での披露予定時間 十九日午後0時30分より
二十日午後0時より
【歌詞】
上皇后陛下 御歌
終戦記念日 平成八年(一九九六)
海陸のいづへを知らず姿なき
あまたの御霊国護るらむ
(うみくがの いづへを しらず すがたなき
あまたの みたま くにまもるらむ)
海も山も何処も、姿なき数多の御霊によって護られております、この日本の国は・・・。
【作曲・作舞】
作曲・作舞は元宮内庁式部職楽部首席楽長の豊英秋先生にお願い致しました。
曲調は、前半が英霊に対し鎮魂の誠心を捧げる静かな曲で、舞は英霊を慰める優しい振りとなっています。
また、後半は我が国が英霊に護られて、明るい未来に向かう局長で、英霊に神楽舞を楽しんでいただく力強い舞振りとなっています。
靖國神社御創立百五十年記念大祭
第二日ノ儀
午前8時20分頃、受付の開始。
「祭式次第」と「御創立150年記念事業報告書」をいただきました。御朱印もいただきました。
午前9時20分ごろに参集殿の奥から参列者の御案内開始となります。受付が早いと拝殿では前の方に着席できます。
令和元年十月二十日
午前10時前
【参列諸員拝殿所定ノ座ニ著ク】
祭典開始前の合図の太鼓が鳴り響く。
修祓
【宮司以下本殿所定ノ座ニ著ク】
宮司以下の祭員が斎館から参進し御本殿へ。
カツカツカツと木靴の音が鳴り響く。
祭式開始の太鼓が鳴り響く。
ドーンッドーンッとゆっくり9回。
【国歌ヲ斉唱ス】
國學院大學吹奏楽部による奏楽。
一同起立し国歌斉唱。
二度斉唱。
靖國神社御創立150年の節目で斉唱する国歌「君が代」。
凛とした空間に参列者一同の声が響き渡る。
この尊い空間に震える。
ありがとうございます。
【宮司内陣ノ御扉ヲ開ク】
國學院大學吹奏楽部により奏でられる拝神の曲。
「国の鎮め」
宮司によって御本殿内陣の御扉が開扉される。
「オー」「おおおおぉぉぉぉー」
警蹕(けいひつ)が木霊し境内を祓い清める。
【権宮司以下神饌ヲ供シ初献ノ神酒ヲ奠ス】
國學院大學吹奏楽部による奉奏。
「山の幸」
神饌を供し神酒を奠し奉じる。
【宮司祝詞ヲ奏ス】
【権宮司二献ノ神酒ヲ奠ス】
【「国護の舞」ヲ奉奏ス】
靖國神社御創立百五十年記念を記念して作られた神楽舞。
御祭神を慰霊し、また御祭神の御心を次に伝えていくための、令和の新時代に捧げていく神楽舞
上皇后陛下 御歌
終戦記念日 平成八年(一九九六)
海陸の いづへを知らず 姿なき
あまたの御霊 国護るらむ
以下は能楽堂で奉納された舞。
御創立百五十年記念神楽舞「国護の舞」(くにもりのまい)
約10分にわたる神楽舞。
御祭神を慰霊し、御祭神の御心を次世代に繋げていく神楽舞。
前半は静かな舞、後半は賑やかで力強い舞。
拝神曲「国の鎮め」奉奏
山口健史宮司の挨拶
・霊璽奉安祭では今年新たに7柱が相殿から本殿正床に御奉還申し上げた。
・ 畏くも勅使参向による奏上と御幣物玉串料の御礼
・19日には、 三笠宮容子内親王 が参拝なされた。
・御創建150年
・新しき神楽「国護の舞」
【参列諸員次第二本殿ニ進ミ拝礼畢リテ退出ス】
御本殿昇殿参拝。
内陣の御扉が開扉されている、畏れ多い空間。
246万6000余柱の御英霊に対して、感謝と哀悼の誠を捧げるとともに御霊安らかなれと祈念する。
御本殿に掲げられた御宸筆の扁額にも拝する。
明治天皇 御製
我國の 為をつくせる 人々の
名もむさし野に とむる玉かき
明治天皇が明治7年(1874)1月27日、初めて招魂社に御親拝の折に詠まれた御製。
明治天皇の命名により、明治12年(1879)6月4日に社号が「東京招魂社」から「靖國神社」に改称となる。
『春秋左氏伝』第6巻僖公23年秋条の「吾以靖國也(吾以つて国を靖んずるなり)」を典拠とする。
おさがり(撤饌)
「おさがり」を頂戴いたしました。
御神酒
祝餅
食パン・菓子パン(銀座・木村屋總本店)
「遊就館特別展‐靖國神社御創立百五十年展‐」展示録
祝餅
靖國神社御創立百五十年
祝餅
奉納 明治神宮 靖國神社 献饌講
明治神宮 靖國神社 献饌講は、明治天皇の御聖徳と護國英霊への報謝のため、昭和17年に茨城県那珂郡(現ひたちなか市)の黒澤忠次(初代講元)と篤志家が相計り、鏡餅・鯛・野菜などのお供えものを明治神宮、靖國神社に奉納したことから始まります。
戦前・戦後の困難な時代を経て今日に至る約80年間に亘り、両神社に対し、日々朝夕の神饌米奉納を始め、例大祭・正月の鏡餅調製など、絶えることの無い真心の御奉仕を戴いて参りました。
此の度献饌講には、靖國神社御創立百五十年を迎えるにあたり奉祝のため、講員一人ひとりの丹精篭る献饌米を用いて餅搗奉仕を戴き、この紅白祝餅の御奉納と相成りましたので、御参拝の皆様にお頒ち致します。
令和元年十月吉日 靖國神社
木村屋總本店のパン
明治2年、木村安兵衛が日本人で初めてパン業を開業。
奇しくも靖國神社と同じく150年を迎える。
靖國神社御創立百五十周年記念大祭の「おさがり」は、銀座木村屋の150周年記念限定食パン。
兵隊さんとパン
「食事の時間」それは兵隊さんにとって、何よりも楽しみな時間であったのではないでしょうか?
近代日本における「パン」の歴史は、幕末の兵学者で伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍が天保13年(1842)、「兵糧パン」を試作した事に始まります。
明治維新以降、単に携行しやすいだけでなく栄養面に優れている点が注目され、陸海軍共にパン食を採用しました。
特に日清・日露の戦いでは、当時国民病といわれた「脚気」に罹る兵が多く、パンに脚気予防の有効な成分があるとわかり、パン食普及の決め手となりました。陸軍ではパン焼き車が、海軍では給糧艦にパン製造室が装備されるなど、更に身近な食料となり、甘味品のパン菓子などは兵隊さんにとても喜ばれたそうです。
一方、民間では本年創業150年を迎えた木村屋總本店の初代木村安兵衛が、明治2年(1869)、東京芝に日本人で最初のパン店を開業、その後、明治天皇へ「桜あんぱん」を献上するなど、多くの国民に愛されるパンを作り続けてきました。また軍用の乾パン・ビスケットの開発、研究にも力を尽くされました。
靖國神社御創立百五十年にあたり、御祭神とも縁のある木村屋總本店より奉慰顕彰の篤志をもって、この記念品を調製致しました。
ひたすら祖国の安寧を願い、戦陣に斃れた神霊の御心を偲びつつ、どうぞお召し上がり下さい。
靖國神社
150周年記念 限定食パン
あずきの煮汁を入れて焼き上げた、しっとり柔らかい食パンです
「あんぱんの木村屋」にちなんだあずきの煮汁と、明治時代から受け継ぐ自家製酵母「酒種」を使用した、プレミアムな限定食パンです。
靖國神社150年シンボルマークの焼印いりの食パン
銀座木村屋
酒種あんぱん
桜餡・小倉餡・けし餡・うぐいす餡・白餡
明治天皇に献上された、伝統の酒種あんぱん
御神酒
靖國神社御創立百五十年記念大祭
ありがとうございました
幕末以来、明治・大正・昭和・平成…
そして、令和の新時代に捧げていく靖國の祈り
御英霊の御心に
感謝と哀悼の誠を
付記
スマホで「国護の舞」を撮影しました。
手ブレがひどすぎるので、参考程度に・・・
(左手でスマホ、右手で一眼カメラだったもので)
〆