防空壕きくらげ(川崎市麻生区)

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川崎市麻生区に、「防空壕」で作られた「きくらげ」があり、それを販売する自販機がある聞いたので、足を運んでみました。


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川崎初空襲

昭和17年4月18日、日本本土に対する空襲(ドーリットル空襲)
米陸軍所属のB-25爆撃機16機が米海軍所属の空母ホーネットより発進し、日本本土への空襲を実施。この空襲がアメリカ軍による日本初空襲(東京初空襲)であり、ミッドウェー海戦のきっかけともなった。
「ドーリットル空襲」の名称は爆撃機隊の指揮官であったドーリットル中佐に由来する。
日本側の被害は、死亡約90人、負傷約460人であったという。

川崎には、ドーリットル爆撃隊16機のうち、東京を目的としていた5番機・6番機・7番機と横浜を目的としていた12番機の4機が、結果として川崎に爆撃を実施している。

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川崎大空襲

昭和20年4月4日、川崎地区において、B-29 による初空襲。
以後、川崎は、大規模な重化学工業や軍需生産に欠かせない大規模工場が多く集まっていたために、臨海地区や南武線沿線の工場を中心に何度も空襲被害にあってきた。
そして4月15日には、B-29爆撃機200機を超す編隊にて川崎を空襲された。
「川崎大空襲」での死者は700人から1500人といわれている。


川崎市麻生区栗木の防空壕

川崎市麻生区栗木に鎮座している「常念寺」。
戦時中に、川崎市川崎区の大島国民学校(現・川崎市立大島小学校)に通う児童が常念寺に疎開していたという。なお、川崎臨海部の国民学校は内陸の麻生区の寺院に分散して疎開していたようでもある。
麻生区の隣の町田鶴川には白洲次郎の武相荘もあった。

川崎市麻生区栗木の防空壕は、常念寺で疎開児童のためにつくられた防空壕であった。

防空壕について
神奈川県川崎市麻生区栗木の住宅街のそばの竹林に防空壕があります。終戦1年前の昭和19年8月、空襲に備えて学童疎開が発令され、川崎区の大島国民学校の3年生4年生の女子児童39名が、家族と離れて栗木の常念寺に来て終戦までの一年間共同生活をしました。
この防空壕はその子供たちを守るためにお寺のすぐ近くに日本軍によって掘られたものだと伝えられています。軍によって掘られたものは特殊地下壕と呼ばれています。
防空壕きくらげをお召し上がりいただくことでご家庭で戦争や平和、防空壕のない世界について話し合うきっかけになれば幸いです。

すぐ近くの日本軍?
同じ、川崎市麻生区には、探照灯基地(照空灯基地)もあったので、展開している部隊が居ても、まあ、おかしくはない。

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防空壕きくらげ

【防空壕きくらげについて】
菌床:日本産
品種:アラゲキクラゲ
戦前の防空壕を補修改修し、国産キクラゲ栽培をしています。
防空壕の中は、夏は25℃、冬は15℃です。キクラゲの成長温度は20℃~25℃なので、冬場に少しヒーターで御園してあげれば、夏しか育たないキクラゲが一年中収穫できるのです。適温でゆっくり育ったキクラゲは肉厚でプリプリの食感です。国内のキクラゲ市場は95%が中国産の感想キクラゲとなっています。希少な国産のキクラゲは食感良く、食物繊維が豊富に含まれています。

自販機で、キクラゲが売っている!!

大ボトル 乾燥きくらげ(22g)1,000円
大ボトル 生きくらげ(170g) 800円
小ボトル 乾燥きくらげ(12g)600円
小ボトル 生きくらげ(100g) 500円
防空壕きくらげキムチ 1200円
 (麻生区限定おつけもの慶)

防空壕

購入しました。
小ボトル 生きくらげ(100g) 
 と
防空壕きくらげキムチ

サイト

株式会社熱源では、融雪用ヒーティングシステム・施設園芸用ヒーティングシステム・キクラゲ栽培加温システム(防空壕きくらげ)等、次世代の超省力型ヒーティングシステムを開発・提案しています

場所

※2025年8月


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