護衛艦「いずも」体験航海

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平成27年10月8日

護衛艦いずも体験航海(横須賀港~横浜港大さん橋)


御題 
出雲大社に詣でて

国譲り祀られましし
 大神の奇しき御業を
  偲びて止まず

皇后陛下御歌


DDH-183「いずも」 に乗ってきましたレポを以下に。

平成27年の観艦式…もちろん落選しましたよ。

しかし水交会経由で横須賀から横浜に移動する「いずも」に乗ることが出来ると。これはもう申し込みするしかなかった。

水交会。
戦前の水交社の流れをくむ伝統墨守な組織。海軍関係者や海自関係者が多数を占める団体に、縁あって有志として紹介していただきまして、恐縮ながら、です。

そして今回は「いずも」に乗れる!

戦前の水交社。戦後の水交会。 水交社・水交会 明治9年に海軍省外郭団体として創設した「水交社」は戦後に海軍省と共に消滅したが、...

「いずも」のシンボルマーク。
出雲神話由来のヤマタノオロチと天叢雲剣。
カッコイイ!

10月8日。横須賀。
横浜に移動する前の「いずも」
いやはや、デカイ!

午前8時、既に受付が始まってますね。岸壁の人々との対比でその大きさがわかります。

横鎮こと横須賀鎮守府…、横須賀地方総監部へ。
この日10月8日は横須賀水交会、湘南水交会、自衛隊父兄会・ご家族、防衛協会、防衛関連企業な方々が乗艦。
民間人?のいずも体験航海は初な模様。(平成27年当時)

横須賀総監部は星3つの海将旗。
そして「いずも」には星2つの海将補旗が掲揚。

いずも艦橋

係留岸壁から「いずも」

さて、乗艦。
エレベーターで飛行甲板へ。

「いずも」飛行甲板。エレベーターを上から。

「いずも」飛行甲板。エレベーター。

「いずも」飛行甲板。エレベーター。
中から見上げてみた(魚眼)

「いずも」格納庫からみたエレベーター。

SeaRAM 近接防空システム & 高性能20mm機関砲 ファランクス(Phalanx)

護衛艦いずも。甲板上。
圧倒的に晴天。

護衛艦いずも。
甲板上。
艦首及び艦尾。
美しい……です。

護衛艦いずも。甲板から。

手前から
あたご、むらさめ、きりしま、てるづき、あすか

距離を置いて
いかづち、おおなみ、くらま

はしだて(ASY-91)は、迎賓艇(特務艇)
えんしゅう(AMS-4305)は、多用途支援艦

いずも艦載機。
MCH-101輸送・救難ヘリコプター。

タグボート登場。
離岸は1030
ラッパの音は高らかに。

ちなみに、約250メートル全長という長さのため、横須賀港内は後進。ある程度広いところまで来てから旋回となりました。

離岸。
通常の護衛艦よりも、真下が見えない為、気がついたら離岸っていうタイミングでした。

さあ、いずも離岸後の忙しさ。

「いずも」と岸壁を緩衝していた護岸緩衝材を回収する船や、曳船が駆け回っていますよ。

護岸緩衝材回収中。
なんか、カワイイ

大発……もとい、交通船もいました。
ちょうど、乗船中。

護衛艦艦尾に林立する旭日旗(自衛艦旗)。
美しい姿は伝統墨守。

「きりしま」(DDG-174)艦橋で隊員が見送る中、「いずも」は出航。
手前は、「あたご」(DDG-177)、イージス艦に挟まれているのは「むらさめ」(DD-101)

「きりしま」の向かいの桟橋にいるのは「てるづき」(DD-116)、試験艦「あすか」(ASE-6102)。

並びのちょっと離れた桟橋に係留されていたのは、
DD-107いかづち
DD-111おおなみ
DDH-144くらま

護衛艦がいっぱいで、鼻血でそうなくらい興奮w

DD-107いかづちが、曳船によって、どうやら移動の様子。

さて、米軍基地の方に目線を向けてみましょう。
米空母「ロナルド・レーガン」 いました!
「いずも」の姉妹艦です。(米海軍と海自が交流を行う意での姉妹艦)

お見送り〜

何度見ても美しい。
旭日の下、青空に彩られる自衛艦旗。
いずも艦尾。

いずも艦上より望む富士山。
10月8日は、まだ冠雪前でした。

タグボート切り離しは、1130頃。
横須賀湾を出港するのに約1時間、タグボートのお世話になったようです。

洋上。青空の中で見上げる艦橋。広々とした甲板。 気持ち良すぎるだろ、これ。
あっ、そういえばほとんど日陰がない。いずもに乗る場合はw熱射病に要注意ですよ。

こんなところにもdocomo

いずもに続航していました。 ATS-4202くろべ(訓練支援艦)

艦内公開されていた食堂にて。
「指導方針」が掲揚。
「精神」「即応」

艦長の「魅たれ!」が素敵。

搭乗員待機室。
おっ、これも良いデザイン。 八雲たつ出雲にオオクニヌシ

1245〜1315横浜港沖。
ベイブリッジを通過する貨物船の出航遅れのため30分程沖合いで待機。
いずもに続航し同じく横浜港を目標としていた、ASR-403ちはや、ATS-4202くろべ、も待機。

横浜港沖1315 航行再開。

いずも、ちはや、くろべ、ましゅうの順で単縦。
横浜ベイブリッジ通過します。 いよいよ今回の航行のハイライト。

横浜ベイブリッジが近づいてきました。

護衛艦いずも、横浜ベイブリッジを通過します……って、艦橋高さギリギリ?

護衛艦いずも、横浜ベイブリッジを通過! けっこう、はらはらするものですね。間違いなく問題ないのはわかってますがw

ちなみに、のちに水交会の偉い方が説明してくれました。
「いずもに限らず護衛艦は、全国の主要な橋の高さを確認の上で設計されてますので、満潮でも問題ないんですよ」
「外国の大型客船は、満潮になると横浜ベイブリッジを通過出来ないらしいですけど、ね」云々

ベイブリッジを通過したら、待ってましたとばかりにわらわらとタグボートが。
曳艦よろしくお願いします。

いずもに続航する護衛艦群は、ちはや、くろべ、ましゅう。
いずもは大桟橋。ちはや以下は横浜新港へ。

横浜ベイブリッジを通過する後続の護衛艦での対比でも、いずもの大きさを改めて実感。

いずもに続航するは、ASR-403ちはや(潜水艦救難艦)。
ちはやは横浜新港へ。いずもは大桟橋へ。
そろそろ豪華な護衛艦クルージングも終わりが近づいてきました……

1400過ぎ。
海保PLH31「しきしま」と、日本郵船「氷川丸」(元帝國海軍特設病院船)に挟まれた横浜港大桟橋へ、海自護衛艦「いずも」が入港。

日本郵船「氷川丸」
かつての帝國海軍を知る船。
戦時中は海軍徴用として海軍特設病院船として活躍。

着岸作業中。

いずも艦首より、横浜中心地を望む。
なるほど。
港町横浜は海から観る街だ。 建物が皆、海に向けて建っています。

いずも甲板。艦橋。
1430頃、着岸完了。
乗客は徐々に格納庫へと移動を開始。
名残惜しいがそろそろ離艦の準備をば。

さて、エレベーターで格納庫へと降ります……

掃除お疲れ様です( ´ ▽ ` )ノ
白馬さん、掃除サボりはいけませんね〜

1450、いずも離艦。
貴重な体験に感無量。ありがとうございました〜
まさか初めての横浜大さん橋の利用が「いずも」になるとは予想してませんでしたよ。

さて、体験航海は終わりましたが、蛇足的。 このあと某ホテルで横須賀水交会懇親会。

懇親会を終えて、夕方。
大桟橋に戻ってみました。

1700過ぎ。
おっ、これは良いタイミング。
日没の降納に立ち会えますよ。

いずも艦首。
日没に合わせて国旗降納のスタンバイ中。

いずも艦尾。
こちらも日没に合わせて、自衛艦旗降納のスタンバイ中。

1712日没。 凛とした空間の下で自衛艦旗降納。

10月8日の夕方。
僅かに残る日差しで余韻を楽しむ。

新港には「ましゅう」と「おおすみ」が停泊してました。
おおすみを初めて見た時は、やっぱり興奮したことを思い出しつつ。

10月8日の横浜大さん橋。
いずも、やっぱり長いですね。

10月8日の横浜大さん橋より、新港を望む。
1730頃。
夕焼け、みなとみらい。

10月8日の横浜大さん橋より、赤レンガと富士山を望む。

いずも艦橋

1745過ぎ。 オフになった隊員が私服で横浜の夜へと繰り出していかれました。 半舷上陸ですね。

艦尾夜景。

いずも夜景。

氷川丸。

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