陸軍気象部と気象神社

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平成29年10月及び令和元年5月撮影

雨の日の撮影が平成29年、それ以外は令和元年5月撮影。

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位置関係

USA-M698-110
1947年(S22)12月20日米軍撮影写真を編集

高円寺氷川神社

創建年代は天文年間(1531~1544)とも、奥州征伐の文治5年(1189)の際に当地に立ち寄り安達藤九郎盛長に命じて創建とも伝わる。
明治社格は村社。
第二次世界大戦戦災で社殿焼失。 現在の社殿は昭和46年(1971年)に再建。

御社殿

気象神社(高円寺氷川神社境内社)
陸軍気象部ゆかりの神社

祭神は八意思兼命
この神社がかつての「陸軍気象部の崇敬神社」

昭和19年4月10日に造営。
戦後に陸軍気象部のあった旧鎮座地から高円寺氷川神社境内に遷座。
現在の社殿は平成15年6月1日の気象記念日に再建。

久しぶりに参拝したら、賽銭箱が新しくなってました

御朱印を頂戴いたしました。
スタンプが多様されている御朱印は、あまり戴かないのでワタシ的には慣れないですね。
雨の日だと気象神社のスタンプは雨傘。
氷川さんのほうにはカボチャの妖怪みたいのがいますね。
季節で変わるようです。

折角なので陸軍気象部のあった場所へ、ここから脚を運んでみます。

高円寺氷川神社と気象神社を詣でて旧地に脚を運ぶ人はそんなに多くはないでしょう。

高円寺北の馬橋公園へ。

陸軍気象部跡(馬橋公園)

現在の長閑な公園は戦前は「陸軍気象部」。
気象神社も当地に鎮座。
そして戦後は「気象庁気象研究所」があった場所。

戦後の気象庁気象研究所が1980年につくば市に移転。
跡地が公園として整備され1985年3月30日に杉並区立公園として開園。

残念ながら往時を偲ぶものは特に無い。

小学校もかつての陸軍気象部の敷地。

附近には「気象研究所跡地周辺不燃化まちづくり」の看板が。 これ以外にはかつての「気象」の土地を物語るものは見当たらず。

陸軍気象部のあった敷地の南東角に・・・

標石ですね。

陸軍境界石(南東)

雨の中でじっくりと見るのが厳しく、なおかつ摩耗していて文字判別は不可でした。

陸軍境界石(北西)

敷地の北東部分。摩耗してましたがいくつか残存。

ひとつめ。

ふたつめ

みっつめ

よっつめ?

陸軍境界石(北東)

陸軍境界石(公園の東側入口)

ここには周辺で唯一と思われる「陸軍」と記載のある境界石があった。

この界隈は見つけた石のほかにも境界石がちらほら残っているようだ。

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