平成29年(2017)3月
呉艦船めぐりの夕暮れクルージング 、おすすめ。
平成29年3月4日夕方。私は広島県呉市にいた。
夕暮れに軍港巡りが出来るというのを知り、実は昼前に電話予約していました。
この日は1745出港のクルーズ船にて、海自護衛艦の国旗・自衛艦旗の降納と君が代ラッパを観覧。
初めての洋上観覧!
目次
呉艦船めぐり
運行スケジュールは昼5便に、夕暮れの臨時便。
ここは迷いなく夕暮れな「夕呉クルーズ」でしょう。
この日の出港は1745。受付は1715から。
集合は出港5分の1740。
海軍伝統の5分前の精神で。
これは良き夕暮れクルーズが期待できそうです!
1740
出港5分前に乗船開始。
クルーズ船の旅客定員は80人。
数えてないけど参加者もたぶんそれくらいいた感じ。盛況です。(事前予約しといた方が安全です)
出港しました!
建物は「呉中央桟橋ターミナル」。
ここから、江田島や松山・広島方面の船が出る海上交通の要所。
どことなく呉鎮守府庁舎をモチーフにしてそうな感じ。
そして、正面の山!
こうして見ると、呉のシンボル「灰ヶ峰」がよくわかります。
ちなみに呉市の真正面に聳える灰ヶ峰。
一部のみなさんには、お馴染みな山になりました。
(この世界の片隅に)
山頂には気象レーダー観測所があり、また戦時中は防空高射砲陣地も展開されており、元高射砲台基部を使用した展望台がある。
標高は呉市の郵便番号上3ケタと同じ737m。
支援船がいっぱい!
大和ドックの手前。
ドックでは、ちょうど「DD-105 いなづま」が整備中なのです!
2016年7月10日に第25次派遣海賊対処行動水上部隊として護衛艦「すずつき」と共にソマリア沖に向けて呉から出航しており17年1月12日に呉に帰港したばかりなのです!
(撮影は17年3月)
大和ドックを海上から。
ドックの説明は改めて別でも触れると思いますが、現在はドックとしては機能しておらず(埋立済み)、部品組立工場として機能。大和建設当時の「大和ドックを覆っている骨組み建屋」を記念として残してあります。
横では大型貨物船の建造中。
こちらも建造中の大型貨物船。
「NYK」すなわち「日本郵船株式会社」
二隻同時建造。完成はもう間もなくとのことで。
「NYK HAWK」「NYK FALCON」
空荷のために喫水線が浅いですね。
船首は「バルバス・バウ」(球状船首)。大和型と同じです。
「DDH-182 いせ」が整備入りしておりました。 IHIドッグ
松山~呉~広島を結ぶ高速船(瀬戸内海汽船スーパージェット)が横を走っていきました。
こいつは速いw
1753
江田島の稜線に沈む太陽。
護衛艦の旗降納は水平線への日没時間に行われるので、あとすこしだけ時間があります。
呉のヌシ
「LST-4001 おおすみ」
桟橋の一番陸地側にいました。
輸送艦 LST-4003くにさき
補給艦 AOE-422とわだ
輸送艦 LST-4003くにさき
訓練支援艦 ATS-4202くろべ
「くにさき」と「くろべ」
艦尾には「自衛艦旗(十六条旭日旗)」、艦首には「国旗」
海上自衛隊第1潜水隊群
潜水艦の細かい見分け方は・・・わかりません。
φ(..)メモ 舵がX型なのがそうりゅう型、十字型のがおやしお型。
1808
海上自衛隊第1潜水隊群
隊司令旗(甲)が翻っております。
そろそろ、です。
1810
海上自衛隊第1潜水隊群。
10秒前~パンパパ~ン(ラッパ)気をつけ!
日没とともに喇叭譜君が代(ドソドミソの五音の組み合わせで吹かれるラッパ「君が代」)吹奏。
自衛艦旗に対し挙手敬礼。
自衛艦旗降下。
湾内の護衛艦各艦にて一斉に行われます。
動画のほうが伝わるのですが…スミマセン、写真専の人なもので。
検索してみれば動画もあっちこっちに上がっているかと。
湾内の緊張した空気感で背筋がキッと伸びます。
この気持ちよさが、日本人の誇りでもあり。
日没後、国旗自衛艦旗降下降納が終わると、電灯が点火されます。
クルーズ船は港へと一直線に戻り始めます。
日没後は明るさが失われるのも速く。。。
旧帝国海軍・呉鎮守府庁舎
現在は、海上自衛隊呉地方総監部庁舎
海から見るのは新鮮ですね。
(下に穴というか壕が開いてますねえ・・・)
呉の港へ。
「ここが呉」
「九つの峰に守られているんで、ほいで九嶺(くれ)いうんで」
「ほいで、真ん中のんが、灰ヶ峰…」
18時25分すぎ。予定時間よりも10分ほど伸びたクルージング。
なかなか貴重な体験をさせていただきました。
潜水艦を、まさかの洋上から日没に立ち会えるとは夢のようなひとときでした。
これは呉に行って時間があれば是非とも体験してほしいオススメのクルーズですよ!
こんな感じで夕暮れ呉ツイレポ〆