「ともちゃん地蔵」満洲難民収容所の悲話を伝承するお地蔵様(六本木)

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麻布十番から六本木ヒルズへ抜ける道の途中に、戦争を物語るお地蔵様がいらっしゃいました。


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ともちゃん地蔵

ともちゃん地蔵は、増田昭一さん(2020年12月に急逝、ドラマ「遠い約束」の原作者)が自身の体験をつづった「満州の星くずと散った子供たちの遺書 新京敷島地区難民収容所の孤児たち」に収められた「ともちゃんのおへそ」という伝承に基づく。
「ともちゃんのおへそ」はのちに絵本にもなった。

公益財団法人中国残留孤児援護基金 中国帰国者支援・交流センター 

ともちゃんのおへそ

増田昭一の本

増田昭一の本がテレビドラマに。“終戦69年”ドラマ特別企画「遠い約束~星になった子どもたち~」がTBS「テレビ未来遺産」2014年8月25日(月)夜9時から放映!

~ともちゃんの おへそは お母さんの顔~

ともちゃん地蔵の碑
「お母さんに会いたいときはおへそを見なさい。きっとお母さんに会えるでしょう。」
ともちゃんのお母さんは収容所の死の床でそう言いました。
お母さんのお墓の前で毎日ともちゃんはおへそを眺めました。
そんなともちゃんも厳しい冬が来ると、身体をくの字に曲げておへそを見ながら死んでいきました。
遠い昔、中国の北の街にそんな子供たちがいたことを忘れないでください。
二度とこんな悲しみを子供たちに負わせないでください。
 2001年7月29日
 語りつごう ともちゃんの会
  代表 千野誠治

引き揚げ経験者で中国残留孤児の支援にも尽力した千野誠治さんは2014年に89歳でなくなっている。

ともちゃんの おへそは お母さんの顔

「ギャラリー壁」には千野誠治さんの作品なども展示してある。

ちかくの食堂の看板にも「ともちゃん地蔵」が。
「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」。

増田昭一さんの『満州の星くずと散った子供たちの遺書』を知った、千野誠治さんは「語りつごう、ともちゃんの会」を立ち上げ、絵本「ともちゃんのおへそ」を企画。
「ともちゃん地蔵」を、東京六本木を皮切りに、全国各地に賛同者を得て造立してきたという。
そうして、ともちゃん地蔵は、六本木、箱根(阿弥陀寺)、岩槻(慈恩寺玄奘塔)にある。

場所

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撮影:2024年1月


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